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2020/11/04腸は、第2の脳?

健康の鍵は「腸内フローラ」にあり!


 

 腸の活動は人間の健康と密接に結び付いており、腸の状態を整えれば、人間を襲うさまざまな症状を予防できる可能性もある。

その中でも大事な存在が、大腸を舞台とする「腸内フローラ」。

人間の腸には数百種類・100〜1000兆個の細菌がすんでおり、こうした多種多様な腸内細菌の群れを「腸内フローラ」と呼ぶ。



 

 では、腸内フローラにはどんな機能が備わっているのだろうか。

腸内には人間の体に有益な働きをする善玉菌や、有害物質などを作り出す悪玉菌がすんでいるが、まだ機能が明らかにされていない細菌も数多く存在している。
 

善玉菌は腸の調子を整えて食べ物の消化吸収をよくしたり、免疫力を高めたり、さらには体に必要なビタミンや有機酸を生成したりする。
 

善玉菌の代表例は、ビフィズス菌や乳酸菌だ。
 

悪玉菌は体に有害な毒素や腐敗物質を産生し、便秘や下痢を引き起こしたり、免疫力を低下させたりする。
 

悪玉菌の代表例はウェルシュ菌、サルモネラ菌などだ。

腸の活動は人間の健康と密接に結び付いており、腸の状態を整えれば、人間を襲うさまざまな症状を予防できる可能性もある。
 

もともとこれらの腸内細菌同士は個々人に応じた絶妙なバランスを保っていて、もともとこれらの腸内細菌同士は個々人に応じた絶妙なバランスを保っていて、そのバランスを維持することで健康が保たれていると考えられます。
 

逆に肉食偏重などの偏った食事や、不規則な生活、ストレス、抗生物質の濫用などで腸内細菌のバランスが乱れて悪玉菌が増えると、腸が炎症反応を起こし、それがさまざまな病気や不調を引き起こすのです。
 

最近では、便秘や下痢、肌荒れはもちろんのこと、肥満、花粉症、アレルギー、糖尿病、大腸がんまでもが、腸内フローラのバランスの乱れと密接に関係していることが認められている。
 

「不規則な生活」、「偏食」、「ストレス」は戦うビジネスパーソンの象徴ともいえるが、そうした習慣を続けることで腸内フローラのバランスが乱れ、取り返しのつかない疾病を引き起こしかねない。
 

さらには驚くべきことに、腸の状態は、脳や心にも大きな影響を及ぼすという。
 

これこそが腸が“第二の脳”と呼ばれるゆえんだ。
 

腸は脳から指令を受けずとも単独で動くことができ、神経系、免疫系、内分泌系をコントロールできると考えられています。
 

それは“腸管神経系”という独自のネットワークを持っているためです。
 

また単独で動くだけでなく、腸と脳とは密接にリンクし合っていて、たとえば腸内フローラで産生される酢酸や酪酸は、心を元気にする交感神経系を活性化させます。
 

逆に腸内フローラのバランスが崩れると、脳に不安感がもたらされると言われます。
 

古くから“腹が立つ”や“腹に一物を抱える”“腹が据わっている”という言い回しがあるとおり、日本人は何百年も前から腸と心がつながっていることを実体験からわかっていましたが、それが技術の進歩で科学的に実証されるようになってきたというわけです。